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体外受精を8回経験してみて/不妊治療の回数についての体験談


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私達夫婦は約5年間の不妊治療期間を経て、8回目の体外受精で第一子を授かりました。

※今回の記事は「不妊治療」に関しての投稿になります。不妊治療の期間が長いご夫婦、体外受精の回数を重ねていらっしゃるご夫婦向けの投稿となります。また私「新米パパ」の【男性】としての不妊治療経験談となりますことを予めご了承ください。
 
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はじめて病院で診察を受けて不妊治療を開始した時は妻も30代前半でしたが、出産は30代後半の高齢出産となりました。
 
二人とも治療をはじめた時はこんなに長引くとは思ってもおらず、治療費も総額で年収を上まる費用がかかったと思います。
 
体外受精の前にもタイミング方やら人工授精やらあらゆる方法を何度も試した後のステップアップだったので、さすがに体外受精を2.3回やればもうできるだろう、と思ってました。
 
なので1回目駄目でも落ち込むことはなく、2回目の失敗もまだ平静を装えたのですが、さすがに3回目で撃沈した時は焦り始めました。あれ?次でできるのか?もしかして次も駄目だったら、、と不安になりはじめました。
 
4回目も失敗、5回目も失敗。それまで一度も妊娠検査薬に色がついたことがなかったので、そもそも本当にこの線が二本になったりするのか?騙されて買って使ってるんじゃないか、と夫婦二人で悲しい冗談を言ったりもしていました。
 
6回目の失敗の時はさすがにこたえて泣き崩れる妻をとにかくなだめる事しか出来ませんでした。
 
体外受精は女性の身体に大変負担をかけますし、うまくいかなかった時の精神的負担は男性の想像できるようなものではないくらい辛いものだと思います。
 
6回の失敗というのは肉体的にも精神的にも経済的にもかなり厳しい状況です。この辺りで諦めるという選択肢をとるかどうか私達夫婦も悩みました。
 
もし不妊治療をしていなければ、海外旅行にも何回も行けたでしょう。いい車にも乗れたでしょう。仕事も治療のスケジュールに合わせる必要があります。子供が居なくても仲良く素晴らしい人生を送っていらっしゃる夫婦も沢山いるでしょう。私達にも子供を諦めて他の道を選択する、もっと人生を楽しむという選択肢もあるのではないか?こんなに辛い思いをし苦しむ必要があるのか?そんなふうにも思いこのころいつまで頑張るか、という話をしました。
 
私の結論は決まっていました。10回頑張る。それで駄目なら諦めよう。後は妻の気持ちと身体との相談でした。
 
そして7回目の撃沈の次の8回目、奇跡かもしれませんが私はそういう運命だったと信じています。はじめて順調に進みそのまま無事出産に至りました。
 
私自身が父親になるにはこの期間のこの経験が必要だったのだと思うようにしています。実際確かに不妊治療を行うことにより失うものは多々ありましたが、それ以上に得るものがありました。
 
命のこと、親になるということ、社会との関わり、家族のこと、それまでより深く考えるようになったと思います。
 
また高齢出産ということで出産のリスクについても学びました。それまで子供が授かれば当たり前のように五体満足で産まれると思っていた自分がいかに無知かを知りましたし、今ある自分自身の命もいかに奇跡的に存在しているかも知りました。
 
我が子が生まれた後、妻とこんな話をしました。「この子はこのタイミングで生まれてくる運命だったんだ。」長い道のりでしたが振り返るとやはりこのタイミングだったのかなと。
 
不妊治療はそれは大変でしたがその期間の人生が全て不幸だったわけでは決してありません。むしろ夫婦としての仲は治療をはじめてからの方が絆が深まったと思います。
 
ここまで読んで下さった方の中にはおそらく数回体外受精の経験がある方もいらっしゃるかと思います。私も6回目の失敗の頃、自分達より回数が多くても授かった方のブログばかり検索し探す日々がありました。
 
ここに体外受精8回目で無事妊娠出産することができた高齢出産夫婦がいます。
 
体外受精の回数を重ねていらっしゃるご夫婦に少しでも希望を感じて頂ければと思いこの記事を投稿させて頂きます。
 
 
 
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